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「三津さんのお陰で話は纏まったき存分に褒めたって。」
中岡の言葉に山縣が真っ先に近寄って,よくやった嫁ちゃんと頭を鷲掴みにした。それに続いて伊藤が優しく頭を撫でた。その次には赤禰がお疲れ様と囁いて溢れる涙を何度も親指の腹で拭った。
「お前はいつまで引っ付いとんじゃ。」
最後に入江が高杉の衣紋を掴んで引っぺがすと三津に向かって両手を広げた。何も言わず穏やかに笑みを浮かべた。
「ぐっいぢっさっ!」
三津はその腕の中に収まって胸に顔を埋めた。
「私っみんなの役に立てた?」
「立った。充分過ぎるぐらい。またしんどい役目をさせてしまった。ここでゆっくり心も体も休めていき。」 【BOTOX 美容】 收鼻翼、去除眉心紋療程資訊 - Cutis
高杉達の前では見せない柔和な安らぐような顔を三津の頭に擦り寄せた。
以前とはまた違った二人の空気を幾松は複雑な表情で見つめた。
「ホンマに……疲れた……。」
三津は入江の胸にもたれたまま瞼を下ろして全体重を預けた。
「……寝た。」
三津が一瞬で眠りに落ちた。入江はその体を抱き留めて驚いた顔で中岡を見た。
「ほんに申し訳ない。私が萩についたその足ですぐに京に連れてったが。三津さんも有事やと理解してほぼ休まずついて来てくれたけん。
それで桂さんに対面して帰りは日も昇らんうちから向こうを出た。
まぁ……対面した夜もゆっくり休めんかったみたいや。」
中岡が困惑気味な笑みを浮かべて頭を掻くから入江は嫌な予感しかしなかった。
「もしかして……。」
入江は腕の中に目を落とし,頑なに外さない襟巻に手をかけた。白い肌に浮かぶ痕の数に絶句した。
「……やり過ぎやろ。」
入江は盛大に溜息をついて額に手を当てた。三津に執着してる桂が数ヶ月ぶりに会う三津をあっさり帰すはずはないと思っていたが。
「これはしんどい……。」
覗き込んだ赤禰は目元を引き攣らせた。みんながどれどれと興味を示すから入江はそっと襟巻を外した。
「襟巻外さんはずやわ……。あの人も溜まりに溜め込んだモン全部吐き出したんやろ……。
九一,三津さん部屋で寝かしちゃり。これは流石にきつかったやろ……。」
高杉でさえやり過ぎだと思ったが幾松だけは口元を手で隠して笑いを堪えた。
「セツさんすみません,布団をここに持ってきてもらえませんか?あと武人さん背中の稔麿外したって。」
入江のお願いにセツは快く寝床を準備してくれた。赤禰も背中に背負った荷を丁寧に外して久しぶりに触れる吉田にもお帰りと声をかけた。
三津を離すのは少し名残惜しかったがゆっくりおやすみと布団に下ろした。「ここでええんか?騒がしいぞ?」
高杉の言葉に入江は三津の手を握りながらいいと答えた。
中岡から同盟の話を聞きたいし三津は目の届く所に置いておきたかった。
「それでどんな様子やった?話し合いの場は。」
高杉の声色が真剣なものに変わって部屋の空気も少し緊張感が漂った。
「初日から険悪じゃ。桂さんの精神面考えたら三津さん必要やったのに,一人でいいって言うけん臨んだんやが……。互いに一言も喋らんと一日目は終わった。」
無言で過ごした空間はそれは異質なもので向こうについてた小松帯刀もげっそりしてたとその様子を語った。
「それ見て坂本が三津さん連れて来いって私に命じたけど知らん間に関係は解消されてみんなは居場所教えてくれんかったが。」
教えてもらえなかった事は若干根に持っていて,不貞腐れたような言い方をする中岡に高杉がちょっと待ったと手を上げた。
「三津さんがかなり傷心で黙ってここ飛び出す程やったけぇ会わせるのが酷やと思ったそっちゃ!
それに三津さんはただの女中じゃ。そんな子を国をかけた重要な場に寄越したくなんかないわ。」
「文さんも行かせたくなかったみたいやが三津さんは桂さんの為に行くんやのうて長州のみんなの為に行くんやって納得させた。